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雑誌などの取材を受けると、
「梅酒を作るときに、
どんな実を選んだら良いのか、
読者の方に教えてください。」
って質問が、真っ先に来るんです。 |
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でもね。 スーパーなどの量販店では、
青梅もビニール袋に入れて売られているから、
よく見えないんですよね。肝心の梅が。
なかで蒸れちゃってる場合もあるしね・・・ とても実の色ツヤまでわからないんですよ。
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蒸れちゃうのは、良くないですね。
梅の実は、とにかく足が早い
(鮮度が落ちるのが早い)ですしね。 |
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そこで、青梅を買うときには、
「できるだけ大きい実を選ぶこと」
サイズでいうと2L以上というヤツです。
果肉と果汁もたっぷりありますしね。
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うん、うん。
梅酒を楽しむなら、大きな実がいいですね。
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そして、未熟な実を避ける意味でも
「店頭に出回りはじめても、
あせって直ぐに手を出さないこと。」
この2点を、まず薦めています。
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うん、そうですね。
あと、漬けた実を食べたいという方には、
ちょっと意外ですが、
食感がよい小さな実もおすすめです。
もちろん、未熟果ではないヤツね(笑)。 |
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おっ、なるほど!
小さな実は未熟果の確率が高いので
あまり薦めないんですけど、
ちゃんと用途はあるわけですね。
勉強になりました。
見分けるのが難しそうですけどね(笑) |
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あとね。 店頭に陳列されている状態で、
「シワがなく、ツヤがあって、みずみずしい梅」を
選べばもちろん良いわけなんですが・・・
なんと言っても重要なのは、
「キズの無い梅を選ぶ」ことなんです。 |
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はい、そのとおりですよね。
ところで、キズにもいろいろありますが、
具体的には、どんなキズでしょう?
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収穫より かなり以前、
まだ若く小さな実の頃に付いたスリ傷や、
癒えてカサブタ状態になった
小さなキズはまだ許せます。
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はい、、、なるほど。
じゃあ、許せないキズって
どんなキズなんですか? |
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とても大きなカサブタだったり、
収穫時や、その後の生傷はよくありませんね。
そんなキズがある実は、梅酒に漬けないで、
他の用途に使ってくださいね。 |
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実のキズは、味はもとより、
梅酒独特の色の仕上がりに、おおきく影響します。
透き通った綺麗な琥珀(こはく)色に仕上げるには、
キズの無いのがベストなんです。 |
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うん、うん。そういえば・・・昔ね。
梅のエキスを早く抽出したくて、
実に何箇所か穴を開けたりしました。
そうすると見事に濁った記憶があります。 |
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うちのお客さんからも、
「梅の軸を取ろうとして、竹串で傷つけちゃいました。
漬けても大丈夫でしょうか?」という心配そうな質問を
時々いただくのですが・・・これはどうなんですか? |
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なるほど。安心しました(笑)
ところで、梅の収穫期間は約1ヶ月あるわけですけど、
「梅酒に適した実の熟度」って、あるのでしょうか。 |
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適期を外れた「未熟な実」や「熟しすぎた実」は、
良くないですよ。当たり前ですけど(笑)。
フレッシュな青い梅には、初々しい味わいがあり、
熟して少し黄色がかってきた梅には、
芳醇な香りが加わってきます。
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僕の農園では、梅酒用に
青くて瑞々しい「フレッシュ南高梅」と
木で熟した「樹熟南高梅」を、販売していますが、
それぞれに、良さがあるということですね。
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そうです。
いろいろチャレンジしてみると
楽しいと思いますよ。
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では、梅の品種的には、どうでしょう。
おすすめは、ありますか? |
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うちの蔵では、
「南高梅」ひとすじなので・・・(笑)
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和歌山には、他にも「古城(ごじろ)」
という代表的な品種がありますが、
そちらはどうでしょう。
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古城はねぇ、
実を食べた時の食感が良いですよ。
南高梅にはない持ち味ですね。 |
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なるほど。
他にも日本各地に、
「鶯宿」とか「白加賀」とか
いろいろな梅の品種があるので、
その違いを楽しむのも良いですね。 |
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はい。
それも手作り梅酒の楽しみですね。
それと、僕が言うのもヘンなんですけど・・・(笑)
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なんといっても究極の醍醐味は、
「木になっている実を、
自分の手でもいで、
その実で梅酒を漬ける!」
まさに、それではないでしょうか。
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