なんでも梅学

小山貞一

こやま ていいち

小山 貞一

高田梅の育ての親

小山貞一は、1909(明治42)年3月8日に小山家の長男として生まれました。

農業経営の将来を梅栽培に託し、優良品種の梅を捜していた貞一は、 昭和6年、高田貞楠から門外不出の高田梅の穂木60本を譲り受け、 苦労を重ね高田梅の育成に努力します。

昭和29年、優良母樹調査選定委員会の委員に選ばれた貞一は、 選定調査でも活躍し「南高梅」誕生の一翼を担います。

その後、果樹専業経営に切り替えた貞一は、仕事の単純化、機械化、技術化を3本柱とし、農園の事業化に成功。これが南部川村の梅栽培を推進させる大きな力となり、 飛躍的に発展させました。

昭和55年、貞一の梅栽培への貢献を称えて、和歌山県から農民賞が贈られました。

「梅の心」小山 貞一

梅の心

梅つくりの先生は、梅の木自身にある。
南高梅の性格を知りつくす勉強こそ、私共の一生の勉強だ。
畑に一歩入れば、経営主の人柄と成・不成功がわかる。
梅の心と、経営者が一体になった時、人生最高の幸福が来る。

平成七年二月十一日 小山貞一

小山貞一
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