梅仕事は、強力な「酸」を伴います。
酸で腐食しやすい金属素材の道具
の使用は、できるだけ避けましょう。
おろし器・「セラミック製・陶製」
鍋・「ホーロー製・ガラス製・陶製」
などを使われる事をお薦めします。
おろし器ですりおろす代わりに、
ジューサーやミキサーを使えば、比較的 楽にエキスをしぼれます。
種を取り除いた梅の果肉をジューサーに入れ、撹拌(かくはん)します。
水気が足りない場合は、水を少量加えて撹拌すると良いでしょう。
梅の酸で、ミキサーの金属が傷むおそれがありますので、
使い終わったら必ず、すぐに水洗いして酸を落としましょう。
煮つめる時間は、1kgの梅で
約1時間半~2時間が目安です。
冷めると固くなりますので、
少し柔らかめで、
火を止めるのがコツです。
煮詰めすぎたエキスは、水を少し加えて均一に溶かし、
再び弱火にかけましょう。
そして、すこし緩めかな?と思うくらいで火を止めましょう。
冷めると丁度良い固さになります。
※水を加えたエキスは、長期保存には適しません。
できるだけ、早目に使い切るようにしましょう。