梅のある生活

梅酒

スペシャル対談
「手作り梅酒の秘訣」

中野BC㈱
梅酒蔵人
山本佳昭

梅の月向農園
園主 月向雅彦

第五回「容器と保存について」

月向農園 園主 月向

さて、ここまでの工程、
つまり梅酒を仕込むところまでは、
けっこう気合が入るんですが、
作った後はそのまんま!
になりがちで(笑)

中野BC 梅酒蔵人 山本

いわゆる、
ほったらかしってやつですね(笑)

そういうとこ、
皆さん結構あると思うんですよ。

でも、本当はここからが梅酒作りの
腕の見せ所じゃないでしょうか。

はい。
せっかく仕込んだ梅と砂糖とお酒を
生かすも殺すもここからですよ!

そこで大事なのが、梅酒を
どんな容器に漬けて、
どう保存すればよいのか?
ですよね。

家庭で漬けるときは、
特に大事ですね。

容器を買いにいくと、
ガラス製のビンの他に、
プラスチック製の容器がありますよね。

あれは実際、どうなんでしょう?

作った梅酒を、
一年ぐらいで飲んでしまうのなら、
基本的に問題ないです。

ただ、プラスチックは
空気を通しますので・・・

そうですね。
2年、3年と熟成させる場合には、
向きませんよね。

はい、不向きですね。

長期熟成には、やはり
しっかり密閉できる
ビンの容器がいいですよ。

僕は漬けた後も、
ビンの中の梅の変化を眺めるのが楽しくて、
ついつい部屋の中でもよく見える所に
梅酒のビンを置いてしまうんですよ。

だいたいそんな場所って、明るいですよね。

ディスプレーとしての楽しみですね。
何が悪い、何が良いというものではなく、
とにかく「直射日光」だけでは避けてくださいね。

直射日光は、気温以上の温度を梅酒に与えてしまうんです。

そういう観点からすると、
部屋の中に置くなら、本当は透明なビンより、
茶色とかの色のついたビンが理想なんですけどね。

日本酒とかビール瓶がそうですもんね。

でも・・・売っていない(笑)

ええ(笑)

その「温度」のことなんですが、
部屋に置いておくと、特に夏場になると
気温が高くなるのでそもそも良くないですよね。

普通、保存といえば冷暗所ですし・・・

うーーーん、常温でいいですよ。

えっ?常温といいますと

温度が高いからダメというわけじゃなくて、
外気温の変化と同じような場所が良いですね。

気温が高くなったり低くなったりして、
自然の移り変わりとともに、育っていくというか
熟成していくのが良いですよ。

なるほど!勉強になります。
今の住宅事情だと、梅酒の保管場所に
悩まれる方が多いのですが、それなら安心ですね。

人間が普通に生活できる温度なら、
とりあえず大丈夫ということでしょうか(笑)

はい、そうですね。

じゃあ逆に、訊いちゃいますけど、
温度が一定だと、どうなんですかね?

極端な例ですが・・・
温度が常に一定の冷蔵庫とかは、ダメですね。

冷蔵庫に入れたままで保存すると、
「○×△+○÷△!?」になりますよ。

えっ!そうなんですか

「○×△+○÷△!?」になるんですか

実はこれ、後で質問しようと思ってたことなので、
もう一度、あとで訊いてもいいですか?

これについては後程、あらためて取り上げますので
今は「○×△+○÷△!?」にしておきます。
皆さんお楽しみに。

はい、どうぞ。

僕の場合、せっかく仕込んだ梅酒も、
倉庫の奥の方に仕舞い込んじゃうと、
今度はかき混ぜるのを忘れたりするんです。

はい、はい。

そういえば、あの梅酒どうなったっけ?
と、見にいったら、
ビンの底の方に糖分が溜まったかんじで、
梅の実は底の方だけシワがよって、
上の方はまだ丸々してたりします。

氷砂糖を使った場合なら、溶けるまでは、
一日一回ビンをやさしく回して、
混ぜてやってくださいね。

溶けるまで、毎日ですか?

はい。イメージとしてはビンの中で、
梅をアルコールにしっかり浸けたあと
徐々に糖類を添加して、
エキスを抽出してやるって感じです。

なるほど。
殺菌後、抽出ということですね。

では、砂糖が溶けた後は、
どうしたらよいのでしょう?

実のしぼみ具合をみながら、
また時々、混ぜてやると良いですよ。

イメージがよくわかりました!

なんだか今年は、
美味しい梅酒が出来そうな
気がしてきました。

仕込んだ後も、愛情を持って、
育ててあげてくださいね。

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