あそこに見える、面長で黄色い梅の実。今日かもしれないし、明日かもしれないけど、もうすぐ落ちるんです。「勝手に落ちるなよな!」と言っても、聞いてくれません。落ちた実はというと、土に返り、また梅の樹の肥料になります。こうやって、成り過ぎた実を自ら落とすことで、梅の樹は栄養のバランスをとるのです。