梅仕事 φ(..)メモメモ
梅のアク抜き
アク(灰汁)とは
「えぐみ・渋味・苦味」など、
舌に感じるいやな味の総称です。
梅酒
梅仕事の中でも、材料さえ揃えば、
誰でも手軽に漬けられる「梅酒」。
梅の有効成分がじっくりと溶け出して、
自分だけの「味」が作れますよ。
梅干し
一粒一粒「健康のために・・・」と、
家族への愛情がこもった梅干しは絶品です。
作る人によって、微妙に味が違う
といわれる「梅干し」。
貴方も漬けてみませんか?
梅シロップ
梅と砂糖から生まれた果汁を、
煮詰めれば梅シロップの出来上がり。
甘くてさっぱりした、
梅の「元気の素」を召し上がれ!
梅ジャム
さわやかな梅の酸味が
たまらない梅ジャム。
キッチンが梅のあまい香りで満たされ、
幸せな気分です。
梅肉エキス
梅の果肉をすりおろし絞った汁を、
じっくり煮詰めて作る「昔からの家庭薬」
疲労回復・食あたりなど、
万能薬として重宝します。
梅の熟度や用途に応じて、
必要な場合のみ梅を水につけて
アク抜きを行いましょう。
アク(灰汁)とは「えぐみ・渋味・苦味」など、舌に感じるいやな味の総称です。
梅にもアクは含まれていますが、
実の熟度によって、その含有量はちがってきます。
梅の場合には、青いものほど、アクが多く含まれており、
熟して黄色くなるにつれ、アクも少なくなっていきます。
梅の熟度や用途に応じて、必要な場合のみ、
梅を水につけて、アク抜きを行いましょう。
下の図は、その目安をまとめたものです。
若くフレッシュな硬く青い梅 |
一般的には2~4時間、 月向農園の「フレッシュ南高梅」なら |
すこし熟して黄味がかった梅 |
アク抜きは、必要ありません。 |
完全に熟した黄色の梅 |
アク抜きは、必要ありません。 ・・・というより、トラブルの原因に |
「一晩水に浸けてアク抜きしたら、
梅がところどころ茶色に変色していました」 ...(ToT)...
梅仕事の季節になると、このようなご相談をいただくことがあります。
原因として、考えられるのは・・・
- 梅の実に「キズやいたみ」があったのかもしれません。
- アク抜きの必要が無い「黄熟した梅」をアク抜きしたのかもしれません。
- 収穫してから長期間経った「鮮度の悪い梅」だったのかもしれません。
- もしかして「水に浸ける時間が長すぎた」のかもしれません。
代表的な梅の症状としては・・・
梅の表皮が所々、茶色に変色したり、白くふやけた様になります。
さらに放置しておくと、キズやいたみのある部分から水が入り、
そこから果肉まで腐ってしまう場合もあります。
アク抜きは「梅を美味しく楽しむための手立て」ですが、
注意して行わないと、かえってトラブルの原因になりかねません。
梅を水に浸けたまま、放っておくのではなく、
時々、梅たちのご機嫌をうかがいながら(様子を見ながら)、
慎重にアク抜きを行いましょう。
残念ながら、アク抜きに失敗して、
色が変わってしまった梅は、
ほとんどの梅仕事に向きません。
変色した部分を取り除いてから、
梅ジャムなどに利用しましょう。
(加熱処理をする梅ジャムなら
大丈夫!リベンジできますよ)