梅の一年
梅のお花見
1月下旬、日本一の梅の里
和歌山県みなべ町に
ひと足はやい春が訪れます。
山々が、梅の花で薄化粧した様に、
ほんのり白く染まります。
あなたも一緒に、
お花見に出掛けませんか?
ダイジェスト版
梅の一年
梅は百花に先駆けて咲き、
真っ先に「春」を知らせてくれます。
ここでは、移りゆく「梅の四季」と
梅郷での暮らしを紹介します
梅のお花見・蕾のころ
梅は草木の中でいち早く花を咲かせるところから
「百花の魁(さきがけ)」とも呼ばれています。
梅の木は、寒さにじっと耐え、
急ぐでもなく、ゆったりと蕾を育んでいます。
今はまだ、目覚めの前・・・
花の季節(2月)になると、
あたりの山々全体が、梅の花で薄化粧した様に、
ほんのり白く染まります。
1月上旬の蕾(つぼみ)です。
寒風の中で、少しずつ膨らんできました。
梅の枝が、かすかにピンク色。
蕾が大きくなってきた証拠です。
蕾の先には、可愛らしい白い花びらが
顔をのぞかせています。
雨上がりの朝一番。農園の中で
一番早咲きの樹を見に行くと、
ほら!白い花びらが顔をのぞかせています。
樹が花を咲かせるには、
充分な水が必要なんですね。
蕾から花へ・・・ 変身の瞬間!
開きはじめた 花びらの間から、
黄色い雄しべが、顔をのぞかせています。
梅のお花見・初咲きの花
今春、はじめて咲いた梅の花です。
まだ、完全に開ききっていません。
1月下旬。真っ白な純粋の笑顔(花)が、
辺りを「春」で満たしてゆきます。
青空に咲いた笑顔。
まだ少し寒そうな表情ですね。
お日様に向かって・・・
梅の花は、山の麓(ふもと)の、
あたたかい南面から咲き始めます。
たっぷりと花粉を抱いて・・・
すこし眠そうな梅の花
梅花の受粉の手伝いに、やってきたミツバチ達。
巣箱の出入り口を開けてやると・・・
一斉に飛び出したミツバチ達が
「おー寒うぅ、みんな退却!」と
言ったかどうか?ちなみにミツバチは、
気温が13度以上ないと働いてくれません。
真っ白で無垢な笑顔をたたえる梅花。
梅の花見・ミツバチの園
風にのって・・・
梅の花の「かおり」が漂ってきます。
働き者のミツバチたち。
暖かい日には花から花へ飛び交います。
これがミツバチの住処です。
彼らはこの地で越冬し、
大きく育った3月頃、再び花を求めて
全国へ旅立って行きます。
辺りは一面、
やわらかな春に包まれています。
気温が高く、風が弱い日には、
ミツバチ達が花粉集めに大忙しです。
集めた花粉は、巣箱で待っている
幼虫達のエサになります。
「花粉って美味しいのかな?
ミツの方が美味しいんじゃない?」
残念ながら、梅の花からミツは、
ほとんど採れません。
詳しくは、こちら・・・
梅のお花見・香雲丘
2月上~中旬。辺りの山々が、
梅の花でほんのり白く染まります。
梅畑は一面、白い絨毯で覆われ
あたりは「春のかおり」に包まれます。
50年を超える梅の古樹。
幹にはコケが生え、
腐っている部分もありますが、
花をしっかり咲かせています。
満開
まるで梅花のおしろいで、
薄化粧したよう・・・
白く霞んで見える山々は、
すべて梅畑です。
「香雲丘(こううんきゅう)」
梅の花が咲き乱れた丘が連なる、
幽玄の景色。詳しくは、こちら
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