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記事: 農薬について

2004

農薬について

今年も、5月連休明けからの悪天候の影響で、梅の実にスス模様が出ました。
「農薬を使用すれば、ススは出ないし、綺麗な実なるのに、どうして使わないの?」
・・・では今日は、そのお話をしましょう。

梅作りを始めた当初、私は大きな疑問も抱かず、
周りの農家と同じように、収穫前に農薬を使用していました。
ススはもちろん、他の病気についても
「あの薬が効くらしい。やっぱりアレやで!」
と、効くものがあれば、何でも試してみました。
当時は、すべて手散布だったので、
梅だけでなく散布する自分自身も、かなり農薬を被っていました。
一日中、農薬散布をすると、薬が効いてクラクラ・フラフラの状態でした。

しかしその頃、自分自身の体調の変化に気が付いたのです。
収穫時に風邪をひいたり、明らかに夏風邪にも かかりやすくなりました。
農薬の中には、抗生物質が含まれているモノもあるので、
その影響で、免疫力が低下したものと考えました。

そこで、農薬を少しずつ減らすことにしたのです。
そして一番最初に減らしたのが「収穫前のスス病予防の農薬」だったのです。
幸い、園地の条件が良くて、
「なんだ。農薬使わなくても ススなんかこないやん。
じゃあ次は、殺虫剤を一回減らそうか」・・・・と、こんな具合に
使用する農薬や散布回数がどんどん減り、現在に至りました。

農薬を減らすと、不思議と梅の病害虫が減ってきます。
そして当然、私自身 体調を崩すことも無くなり、ほとんど風邪をひかなくなりました。

もちろん、天候が悪すぎると、昨年や今年のようになるわけですが
「ススなんてほとんど気にならないよ」
の皆さんの声に支えられて、今日も梅栽培を続けています。感謝!! 

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ネーミングが・・・

ネーミングが・・・

今年は、梅干を漬ける塩に、癖のない良い味なのでコレに決めました。ただ、商品名が「紀州梅塩」・・・・・紀州梅干用に作られたという塩なので、それはそれでいいのですが・・・・他に名前 なかったのかな?

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来ました、吹きました、落ちました。

来ました、吹きました、落ちました。

四国に上陸し、関西を貫いた今回の台風6号。暴風圏の東側に当たった和歌山は、強烈な風と雨に、見舞われました。台風の最中、収穫をしていたのですが梅の小木は、なぎ倒されるわ・・・葉っぱは、どんどん吹き飛ばされるわ・・・実は落とされるわ・・・・幸い、吹き返しの風が弱かったので、大事に至らずに済みましたが、さすが申年!すんなりと収穫を終わらせてくれませんね。

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