タイミング
「何見てるの~?」
栽「そうそう、これ位がちょうど良いんだ」
「ねえねえ、何見てるの~?]
栽「だめ。見せてあげない」
なぁんて、意地悪は言いません。さぁどうぞ、覗いて見てにゃ・・・
これは、天日干している梅干の乾燥具合をチェックしているんですよ。
果物の糖度を計る糖度計に、梅干の果肉を載せ、覗いてみて、
32~33パーセントぐらいだと、ちょうど良い干し上がりなんです。
「えっ!糖度が30パーセントの梅干?ムチャクチャ甘~いの???」
残念でした。この値は果肉の水分量と相関性があるため、
簡単に干し具合が解る機器として糖度計が使われているのです。
もちろん糖度計に頼らなくとも、見て、触れば、
ちょうど良い干し上がりのタイミングはわかります。
「梅干を漬けて天日干ししているのですが、どれぐらい干せばいいのですか?」
という質問を、よく受けますので
「糖度計を買って・・・」と答えたいところなのですが
一万円ちょっとしますので、そうもいきませんね。