コンテンツへスキップ

記事: 相性

相性

前回 「ミツバチが、梅の交配を助けている」
と言う話に、触れましたが、
ここでは、詳しくお話したいと思います。

「南高梅」という品種は、自分の雄しべと、
雌しべでは、実は結実しません。
他の品種の花粉が、南高梅の雌しべにつかないとダメなんです。

花から花へと大忙し

ミツバチは、花から花へと「蜜」を求めて飛んでいきます。
「違う品種の花粉」が、ミツバチの体に付いて南高梅の花にやって来ると良いわけです。
ここで、他の品種であれば何でもいいか?といえば、そうではありません。
やはり梅にも「相性」というものがあります。

最もポピュラーなのは、「小粒南高梅」と言う南高梅の小粒品種です。
その他には、それぞれの地域で交配種として有望な品種が用いられています。
そんな相性のいい品種を、南高梅の近くに植えておきます。

さて「栽培家とWebmaster の相性は?」と聞かれたら・・・・・
たまには喧嘩もすることありますが、そのときのミツバチさんは、
子供達だったり、このホームページだったりします(^^)。

梅の花

Read more

梅のハチミツ

梅のハチミツ

梅の花も満開を過ぎ、散りはじめました。この時期、梅畑の所々にミツバチの巣箱が置いてあります。これは、梅の花の「交配」を助けるために農家が養蜂家から借りている物です。ミツバチは、極度の「寒がり屋さん」なので、気温が、約13度以上にならないと巣箱から出て来ません。 暖かい日は、ここぞとばかりブンブン飛びまわり、ミツバチ達は梅の蜜を集めて、巣箱に持ち帰ります。「梅のハチミツって あるのかな?」 そ...

もっと見る
農薬

農薬

3月末~4月は、梅の薬剤(農薬)散布の時期です。梅の木も、いろいろな病気にかかったり、虫にいじめられたりします。だから、木の健康を守るため、最低限の予防が必要となります。人間で言えば、予防注射をしたり、虫除けスプレーを使うのと似ていますね。 最近、市販されている農産物の中には、殺虫剤1回、殺菌剤2回などのように「農薬の使用回数を明記したもの」を見かけるようになりました。農家同士でも 「今年は...

もっと見る