梅干しの「保存方法」について

「昔からのすっぱい梅」(塩分18%)は保存食のエキスパート
- 未開封・・・常温(冷暗所)で保存できます。
- 開封後・・・常温(冷暗所)で保存できます。
梅干の乾燥を防ぐため、しっかり密封して保管してください。梅干を取り分けるときは清潔な箸を使用してください。
「すっぱい梅・減塩タイプ」(塩分10%)は到着後、すぐに冷蔵庫へ
- 未開封・・・必ず、冷蔵庫で保管してください。
- 開封後・・・必ず、冷蔵庫で保存してください。
開封後はしっかり密封し、賞味期限にかかわらず、なるべくお早めにお召し上がりください。 梅干を取り分けるときは清潔な箸を使用してください。
「本格しそ漬け梅」(塩分17%)は常温で保存できます
- 未開封・・・常温(冷暗所)で保存できます。
- 開封後・・・常温(冷暗所)で保存できます。
紫蘇の色は、時間の経過とともに徐々に退色していきます。ご承知ください。
「月向の梅」「極上月向」はデリケート。開封後は要冷蔵!
- 未開封・・・常温(冷暗所)でも保存できます。
直射日光のあたらない、涼しい場所で保管してください。 - 開封後・・・必ず、冷蔵庫で保存してください!
開封後はしっかり密封し、賞味期限にかかわらず、なるべくお早めにお召し上がりください。 梅干を取り分けるときは清潔な箸を使用してください。
「すっぱい梅・減塩」「月向の梅」「極上月向」は塩分が低く、とてもデリケートです。
- 気温の高い所や、直射日光の当たる所に放置
- 湿度の高い所に放置(特に梅雨~夏場にかけて)
- 食事中に箸などを介して、水分や雑菌が付いた場合
など、悪条件が重なると白いカビが発生することがあります。
開封後はしっかり密封し、賞味期限にかかわらず、なるべくお早めにお召し上がりください。
梅干を取り分けるときは清潔な箸を使用してください。
えっ!梅干しにカビ??「減塩志向」の落とし穴
「梅干をもらったんだけどカビていました。梅干は腐らないんじゃないの?」こんな声を聞くことがあります。
昔の梅干は、塩分が20パーセントと高く、保存食品として何年でも保存できました。
しかし最近の梅干は、減塩志向と食べ易さから、塩分8~10パーセントが主流となり、低いものでは3パーセントの梅干しまで登場しました。
塩分が低いと、当然、保存性も悪くなり、カビやすくなります。
さらにもう一点、梅干には身体に有効な成分「有機酸」が5パーセント含まれています。これが梅干しのスッパさの素です。
しかし、これも食べ易さのため、減酸されます。酸が少なくなると当然殺菌力も弱まります。 特に、有機酸が3パーセントを切ると、著しくカビ易くなります。
「減塩・減酸志向」の結果、現在のカビやすい梅干が出来上がったと言えます。